ゴルフ狼

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『KING GOLF』29巻のあらすじ

第263話/紙人形

理一の回想シーン。理一は周りの人間を薄っぺらい紙人形のように感じる。妻は霞見の名に溺れ中身は腐り、父親は己を誇示するように自分を押し付け、役員や株主はYesしか言わず、他の人間は媚びてくる。唯一立体を帯びていた息子は何を考えているか分からず、理一は独り苦しんでいた。そこに優しく手を差し伸べたのが千弓だった。12番H560Yパー5。オナーのひかるは狭いフェアウェイに落とすナイスショット。瞬は"凡庸"ショットと言うが、天司は「本当にその通りか!?」と尋ねる。

 

第264話/諭す

再び理一の回想シーン。理一の中で立体を帯びていた千弓は、理一の妻から激しく当たられる。そして妻は前にも増して派手に遊ぶようになり、ある日、若い男の運転する車の助手席で事故に遭い亡くなる。自然と足が千弓に向く理一だったが、千弓の妊娠により千弓を切り捨て、自らと瞬に千弓が誘惑してきたのだと言い聞かせる。

 

第265話/査定

瞬のティーショット。会心のショットでフェアウェイにつけるが、ひかるとの飛距離の差は20Yと前日より10Y差が縮まる。自分もひかるも雨で前日より飛距離を落としたと考える瞬だったが、瞬の飛距離は前日と同じ。つまりひかるが10Y飛距離を伸ばしていたのだ。瞬はひかるがトーナメントで初優勝した2週間前よりも、捻転量が増えていることに気付く。

 

第266話/精密機械

プロトーナメント出場後、ひかるは飛距離の重要性を実感し、「アーク」習得に向けた練習を積んでいた。練習では7~8割の完成度だったが、この12番のティーショットで初めて手応えを得る。そして2打目も同様に気持ち良く振り抜き、前日より13Y近い距離からのアプローチとなる。よりグリーンの状況判断のしやすくなったひかるは、3打目をピン側50cm圏内に収める。

 

第267話/ブツッ…!!

瞬は観客がひかるを「精密機械!!」と称賛することに苛立つ。天司がパーとした後の瞬の第3打。ピンまでかなり距離のイーグルパットだが、瞬は強気なパッティングでボールをカップに沈める。

 

第268話/道

12番Hは天司パー、瞬イーグル、ひかるバーディー。続く13番H350Yパー4。12番Hで激しい感情の渦から"醒めた"瞬は、冷たく重い雰囲気へと変わる。そして本来の引いて"幅"を持たせるゴルフで、ティーショットを"道"のど真ん中へと放つ。

 

第269話/遊び

ひかるも変わらずティーショットを気持ち良く振り抜きフェアウェイにつける。グリーンを狙う第2打。ひかるは雨の中で超急傾斜グリーンがどう転がるか必死に考える。一方瞬は、脳内で冷静にパズルを組み立てるようにこの"遊び"を楽しむ。ひかるのアプローチはイメージ通りのラインでグリーンを転がり、見事ピン側に止まる。今日一のスーパーショット。

 

第270話/拉く

続いて瞬の第2打。瞬は天司とひかるのアプローチを全く見ていない。天司は自分のキャディーに、瞬は子供の頃から"遊び"が徹底しており、特にパズルが異常に得意で、その集中力に恐怖すら覚えたと語る。そして、その異常さに気付いた父親が知能検査を受けさせた結果、全ての検査で水準を大きく上回る天才的なIQだったと語る。